« ルワンダ紀行(まずはケニアへ) | Main | キガリ市内へ »

April 11, 2008

いざルワンダへ

 翌朝(2月28日)不安と興奮を抱えながら、いざルワンダに向け、出発。
0930分、定刻通りにケニア航空機はキガリに向けナイロビを離陸した。ルワンダの首都キガリまでは1時間半たらずの飛行だ。機内はほぼ満席。100人程度の乗客か。現地アフリカ系以外の乗客は私と中国人思しきアジア系の二人のみ。
 ナイロビを飛び立つと、まず眼下に広がるのはサバンナの広大な平原だ。ナイロビは郊外かすぐにサバンナにつらなっている。キガリはナイロビのほぼ真西に当たる。セレゲンティ国立公園の北を通過してビクトリア湖を越え、タンザニア上空をへてルワンダに入る。飛行機は東西の大地溝帯(グレート・リフト)に囲まれた地域を横断する。
 ビクトリア湖の東と西では眼下の様相が一変する。東のケニア側は半乾燥地帯のサバンナで、広い草原に点々と灌木が生え、上空からは薄茶色にかすんで見える。一方ビクトリア湖西岸は目に鮮やかな緑で一面覆われている。ほぼ赤道に近いアフリカがこれほど緑に覆われているとは想像もしなかった。まるで日本の上空を飛行しているかのような錯覚に陥ったほどだ。この地域は、ビクトリア湖の西から西アフリカの海岸地帯にまで帯状に広がる熱帯雨林地域だ。緑に覆われた起伏に富む丘の連なりは、映像で見るアマゾンのような平板な熱帯雨林地域とは全く異なり、まさに日本の山並みを連想させる。
 ビクトリア湖をすぎ、タンザニア北部上空を通貨すると、飛行機は次第に高度を下げ始める。ルワンダ上空に入ると「千の丘の国」と呼ばれるように多数の丘が連なり、丘の麓から頂上にまで小さな家(小屋)が点在しているのが肉眼でもはっきりみてとれる。家のまわりは手入れされたバナナ畑が整然と並んでいる。飛行機はさらに高度を下げキガリ上空にさしかかると、丘が全体が住宅で埋めつくされた南サンフランシスコの様子にそっくりな町並みがあらわれた。
 飛行機はいよいよ着陸態勢に入り、バナナ畑の真ん中にでも着陸するかと思うほど緑の絨毯の上をなめるように飛び、やがて丘の上を平に切り拓いた飛行場に着陸した。飛行機の窓から見える空港の情景は日本の地方空港にそっくりだ。私が乗った旅客機以外、他には旅客機は一機もない。軍用と思しきヘリコプターが滑走路の端にある格納庫付近に2~3機駐機してあるだけだ。虐殺、紛争地という印象が強かったため、昨年訪れたカブール空港のような荒れ果てた空港を想像していた。しかし、実際には日本のきれいな地方空港と変わりはなかった。恐らく空港全体が新たに建設されたか改修されたのだろう。
 空港ビルも新築だった。ビルの中には空港職員もあまりいず、乗客はわれわれだけで、空港は閑散としていた。ルワンダの第一印象は、静寂だ。とにかく静かだ。ナイロビ空港にあったような熱気や喧騒はどこにもない。陽気なアフリカ人という、ステレオタイプ的なアフリカ人像はルワンダでは全く通用しない。入国管理官も愛想笑いするわけでもなく、まるで日本の入国審査官のように淡々と業務をこなしていた(続く)。

|

« ルワンダ紀行(まずはケニアへ) | Main | キガリ市内へ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/95741/40847291

Listed below are links to weblogs that reference いざルワンダへ:

« ルワンダ紀行(まずはケニアへ) | Main | キガリ市内へ »